かつて登場したての頃に、どこかの駅 (南千歳だったか) でたまたま発車シーンを見て「すげー気動車だな」と思ったのを覚えています。
エンジンが壊れるんじゃないかと思うほどの騒音と加速力。函館-札幌が最速2時間59分で、"表定"速度が100km/h超えの化け物列車でした。
ついでにキハ183も近々引退らしい。
キハ281は何度か乗ったこともあって、窓に頭をもたれてボケーっと前方を見ていると、やや急なカーブがある。
「この速度であそこに突っ込んだらヤヴァいんじゃ・・・?」と反射的に身構えるも、何の衝撃もなくスッと曲がったのには、これが振り子の為せる技かと感心しました。
そういえば私が振り子車に乗ったのは、キハ281が実質初めてのはず。 ("実質"というのは、以前に381系電車には乗っているものの、およそ振り子など関係ない塩尻-松本間)
撮影には暗黙のコツがあって「正面がちに撮るときはなるべく上り列車を狙うこと」。
下りだと、前面貫通扉に人が立つことが多いんですよ。これは編成の札幌方が自由席なので、座れなかった客がここに逃れて来るわけです。
もちろん上り(先頭の函館方が指定席)でも皆無ではないでしょうが、あくまで興味本位で覗きに来るくらいで "ずっとそこに立っている" ことは少ないのでしょう、 私の撮影経験の限りでは上り列車で立たれたことは一度もないです。
前面貫通扉部は後年、踏切事故対策で立ち入り禁止になったようで、ガラス越しに人の顔が写った写真も今となっては懐かしいですね。(当時はチキショー!!と思いましたが)
■1995-10-30 長万部にて筆者撮影
(キハ281) 5010D スーパー北斗10号
(キハ183) 5012D 北斗12号
デゴイチよく走る! > 緑の草子
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