まず大前提として、ご本人が「それでいい」と考えているのなら、それでいいのですが、 私などはメダルという物体ならどれでもいいわけではなく、 表彰台の上で授与された個体に価値があると考える人間なので、なかなか難しいところですね。
はいはい、いくらでも交換しますよ、なんていうのでは、ヤフオク!やフリマサイトで買うのと変わらない気がします。
中年オヤジに噛まれたメダルなんて気(略)っては解りますがね。
“最近の若者たち”は意外と物の実体には拘らないのかもしれません。
以前あった話では、青春18きっぷの1日目を使い終わって宿へ行く前に、スマホで18きっぷを“記撮”し、18きっぷそのものは駅のゴミ箱に捨ててきた、なんてのがありました。
話の本題としては、1枚で5回分の効力があることを翌日初めて知って大騒ぎする顛末なのですが、 私の世代からすると、記念とするなら切符1枚くらい現物を手元に残しておかないものなのか、と思います。
現代、スマホのゲームで課金したり、仮想上のアイテムを売買する世の中なので、スマホの中にデジタルで存在すれば満足なのかも知れませんね。
そういう意味では、大切なのは自分が頑張った事実と公式記録であり、金メダルなどという形ばかりの物には固執していない、とも考えられます。
18きっぷにしても、本当の宝物は「18きっぷで旅行した経験」であって、18きっぷそのものではないわけです。
とすれば、私などより遥かに物事の本質を見極め、現実的に捉えているわけで、私の考え方こそ古いということになりそうですね。
■私なんかが18きっぷをバリバリ使っていたころは、1回分ごとに1枚でした
デゴイチよく走る! > 緑の草子
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