緑の草子
中曽根氏 死去
(2019/11/30)
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中曽根康弘氏が死去したそうです。101歳。

鉄道界において中曽根氏と言えば、国鉄の分割民営化という最大の功績というか罪過というかを残した人物。

私の歳がはっきりとバレてしまいますが、中学を卒業して高校に進学するタイミングで国鉄がJRになりました。

当時の私はまだ若さゆえもあって、国鉄の分割民営化はとにかく反対の立場でした。

ローカル線が切り捨てられる、長距離列車が減る、コスト優先で安全軽視につながる・・・などなど。

それらの懸念はおおむね間違っていない面もありますが、しかしブルトレで言えば廃止を恐れて「現状維持」をJRに強く求めたが為に、結局は「現状のまま放置」されることとなり、撤退もなければ発展もせずに自然淘汰の道を進むことになったのではないか、という指摘もあります。

むしろ現状維持にこだわらなければ、現在のクルーズトレインが好評を博しているように、もしかしたら別の形で夜行列車が発展し繁栄していたかもしれません。

分割民営化から5年ほど経った頃、たまたま撮影地で知り合った人と話をしていて、「国鉄の分割民営化は、正解だったかも知れませんね」みたいな結論に至ったのを覚えています。何を真面目に政治的な話をしてたんだか知りませんけど。

ただ、“成功”ではなく“正解”という表現だったことに、我ながら奥の深さを感じます。

三島会社、特にJR北海道は経営の危機まで叫ばれる現状に、決して分割民営化が“成功”だったとは言えません。

税金で立派な道路を造りまくられては、鉄道会社はたまったものではなく、それでいて自社だけで経営努力をしろというのは無理があります。

鉄道を公共交通というならば、道路と同じように税金が投入されて然るべき、しかし費用対効果を考えなければならないのもまた事実で、少ない利用者のために公費で維持する必要があるのかと、“鉄”の端くれとしてあるまじき意見すら持つようになりました。

まぁ・・・政治とスポーツの話はほどほどにしておきましょう。
(これらは意見の対立を生みやすいので、タクシー業界では客との会話の話題としてご法度だとか)



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