それは、エレベーターに閉じ込められる
もちろんニュースではしばしば報じられていることですから、無いことではないのだろうと頭では解っていますが、それは地震や停電といった場合であって、 平凡な日常でそんなことがあるはずがない、都市伝説とさえ思っていました。
某ビル某店で5階から1階へ降りる際、今思えば間違いなく「1階ボタン」は押したのですが、気が付くとエレベーターは止まっていて階床ボタンは全部消灯。
「あれー、押し忘れたか」と改めて「1階」を押しても反応しません。他の階も同様。
この時点でヤバイ感が漂ってきて、次にすべきはもちろん「開」を押してみることなのですが、万一これも無反応だと絶望の淵に立たされることになる故、なかなか押す勇気がありません。
しかし他に何か手段があるわけでもなく、意を決して「開」を押すと・・・はい。
【確定】 閉・じ・込・め・ら・れ・た
人生初・非常通報ボタンを押すと、とりあえず連絡は付いたので一安心。
仮に連絡が付かなかったとしても、24時間営業の店内で、他の階への移動は基本的にこのエレベーター1基でしか行えないので、5分10分もすれば店員が気づくだろうという恵まれた(?)環境でもありましたが。
状況としては、止まっている階は1階で、ドア越しに店員と話は出来ました。が、
「管理会社へ連絡したんですけど40分くらいかかるそうです〜」
涙。。。
そして、きっちり40分後、
「今、管理会社の人が到着しました〜」
ここからがまた長いんだろうなと覚悟しましたが、あっさり開扉されて、晴れて自由の身になりました。
店員は恐縮しきりで「今日の御代は結構です」と。どうしようか思いましたが、ここは甘えておいた方が、変に貸し借りができなくて良いかなと。 週に1回くらいは来る店ですのでね。
電車の非常コックだって一度も引いたことが無いのに、エレベーターが先だったか。
“最中”にスマホで色々ググッたところ、エレベーターの閉じ込めは全国で1日25件くらいあるらしい。
エレベーターの総台数からみれば極めて微々たる数字なんでしょうが、意外とあるんだなという印象です。
デゴイチよく走る! > 緑の草子
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