緑の草子
無関心も協力のひとつ
(2018/01/26)
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先日、常磐線の電車内で出産があったことは報道でご存知の方も多いと思います。事は下り列車の柏駅で発生し、ひとつ手前の松戸駅の時点で女性は苦しそうだったようですから、ということは尋常ではない気持ちで金町駅も通過していったのかなと。

今回の出来事について、SNSなどの外野の声で気になったことがありました。それは車内の写真がupされていたのはいいとして、それに対し「(写真に写っている)他の乗客がみんな無関心でけしからん」というもの。

たしかに写真で見る限り、僅か数メートル先のブルーシートの向こうは修羅場が現在進行であろうのに、他の客はみなそれぞれの席に座ったまま、スマホなどをいじってボケ〜ッとしていて、いかにも無関心という感じです。

でも、決して無関心ではないと思うんですよ。手伝うことがあるなら手伝いたい気持ちはあるが、駅員等が駆けつけていて自らは手出しをする余地が無いからこそ、邪魔にならないよう距離を置いて静かにしている。必然的に手持ち無沙汰ですから、まあスマホでも見ていようかな、ということに過ぎないのではないでしょうか。

駅員らから「○○を手伝ってもらえませんか」などと具体的なお願いがあれば、すぐにスマホを止めて手伝う人がほとんどでしょう。

もしこれが、みな“関心”をもってブルーシート際にぞくぞく集まって覗き込み、好き勝手に「あーしろ」「こーしろ」と要らぬ手を出し口を出し、あげくは「早く電車を動かせ」などと言い出したらどうでしょうか。収拾がつかず、それこそ駅員や救急隊から「あっちで座っててください」と言われるだけです。

「野次馬にならないこと」これも充分な協力姿勢であると思います。

北朝鮮のミサイル問題でも、「日本は平和ボケしている」などという指摘があります。

が、これも決して無関心というわけではなく、パニックを起こさないよう皆が自制している結果ではないでしょうか。

逆に「平和ボケしていない」とはどういう状態を言うのか、識者に聞いてみたいところです。

核シェルターの注文が殺到する、が品薄で○年待ちと言われそんなに待ってられないので自宅の床下や公園に穴を掘り始める、穴を掘る時間を捻出するために仕事や学校を辞める、穴を掘ったら掘ったで石油パニックばりに備蓄食料を大量に買い込む・・・日本人全員がそんなことをやり始めたらもうメチャクチャですね。

実際にミサイルを撃つ前に日本が崩壊してしまうブラックユーモア。



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