大きく興味があるわけではありませんので普段はこんなことはないのですが、 7月2日の藤井四段と佐々木五段の対戦は、夕食休憩後から投了までをネット中継で見入ってしまいました。
画面に表示されていた形勢判定では僅かに佐々木五段が有利との見方、 しかし終盤に強い藤井四段ならこの程度は何の障壁でもない・・・との希望も虚しく、 脱いでいた上着を着た時点で「もしや、これは」と案の定、ほどなく投了になりました。
101手で、先手の佐々木五段が勝利。
ところで佐々木五段は51手を指しているけれど、後手の藤井四段は50手しか指していないわけで、これってどうなの? といつも思います。
wikiペディアなどによれば、年毎の集計で先手の勝率は常に52〜53%程度あり、 やはり [プロレベルでは] 先手有利(※)らしい (2008年だけは後手が上回っていますが、それでも勝率50.3%でしかない)。
※「先手の勝率が高い」からといって「先手有利」とは意味が異なるという意見もあるようですが、ムツカシイネ・・・
囲碁ではハンデがありますし (5目半だと思っていたら、今は6目半なのね、って囲碁のルールはほとんど知らない私)、五目並べも先手だけに禁じ手が設けられています。
この際、将棋は歩を1枚増やして、あらかじめ後手の持ち駒にしておくとか・・・でもこれだと、後手が圧倒的に有利になるんでしょうね、たぶん。
ちなみに7月2日は都議会選挙もありました。
テレビで通常番組を放送している最中に、選挙速報のスーパーが入ることはよくありますが、選挙番組を放送中に将棋の速報スーパーが入るなんて前代未聞ではないでしょうか。
末筆ながら、藤井四段には「30連勝できなくて残念」ではなく、「29連勝した偉業」を褒め称えたいと思います。
デゴイチよく走る! > 緑の草子
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