私もかれこれ人生をやっていますので、様々な言葉を聞いて、目にして、そして使ってきたつもりです。
「花」という単語には、それはもう何度触れてきたことか。
「雨が降る」という言葉も、何度使ってきたことか。
しかし「花の雨が降る」となると・・・私の人生において初めて聞くフレーズでした。
調べてみると、以前にも「花の雨が降る」と唄っている曲はあるようで、もっと遡れば極楽浄土あたりから世の中には出回っていたらしい。 私が無学なだけじゃないかというツッコミはさておき、珍しくも何ともない単語や言葉を2つ組み合わせただけなのに、 私の心を打ち抜くほどの威力を持った「花の雨が降る」。
むしろ、何気ない単語同士の組合せだからこそ、ものすごいパンチを持った気がして止みません。 聞いてしまえば、誰でも思いつきそうな簡単なフレーズなのに、今まで触れることなく過ごしてきた驚きと不甲斐なさ。
世の中「何か新しいことをやりたい」「何か新しいものを見つけたい」という、未知のものを追いかける風潮がありますが、 やみくもに新しいものを追及するのではなく「ありふれた物を、ほんの少し工夫してみる」ことも大事ではないかと考えるようになりました。
充実した人生を送るヒントや、大きなビジネスチャンスは、実はそうしたところに潜んでいるのかもしれません。
デゴイチよく走る! > 緑の草子
←古い記事へ 新しい記事へ→