まずは新花巻付近。昼食をのんびり摂りすぎて、SL通過5分ほど前に線路端に到着したところ、ほどなく通りがかりの方が「北上でD51が故障した」と教えてくださいました。 一応まだ僅かに通過予定時刻の前だったこともあり、しばらく待ってみましたが汽笛などの気配なし。
ここでハッキリさせないといけないのは、 ・D51を北上で修理して、遅れてでも釜石まで走らせるのか、 ・それとも北上で運転打ち切りなのか、 ということです。 恐縮しつつ、新花巻駅の窓口さんに伺うと「今日・明日は中止」とのことでした。
ということは、何らかの方法でSLと客車を一ノ関まで戻すことになり、 ・DLかELで牽引する ・故障を直して、翌日の試運転スジで予定通り一ノ関まで走らせる (北上〜釜石間のみ運休した形) などが思いつきます。
しかしよく考えてみると、北上ではSLの向きを変えられないため、仮に故障が直ったとしても、後者の選択肢はないことになります。つまり、DLかELで牽引するしかない。
そうなると時間が読めませんし、なにより釜石のホテルに 18時にチェックインしなければいけませんから、もうD51は諦めて、ロケハンしつつ釜石に向かいます。
ホテルをキャンセルすることも一瞬考えましたが、場所柄そんなバチ当たりなことはできません。帰りの新幹線の切符も変更が利かない「トクだ値」で購入済み、 ここは素直に大震災そして津波の爪痕を、自分の目で見させてもらうことにしました。
デゴイチよく走る! > 緑の草子
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