■1990-8-20(月) 鶯谷-日暮里 8022M (弘前17:50→上野6:02:奥羽本線経由) 583系x9 臨時特急「あけぼの82号」
■レフレックス・レンズ
特筆すべきは、この8月から 500mmレンズを使い始めたこと。今回の白黒写真は、すべて 500mmレンズでの撮影です。
しかし驚くなかれ、500mmは 500mmでも、レフレックスの 500mmなのです。レフレックスは反射望遠鏡と同じ原理を用いたレンズで、本体内で光を往復させるため、焦点距離に対してレンズの全長が極端に短く、コンパクトなのがミソ。やや胴回りが太いものの、135mm程度の単レンズと同等の大きさでしかありません。お値段もコンパクトで、新品の実売価格は6万円程度でした。
レフレックス・レンズといえば、良くも悪くも「リングぼけ」が最大の特徴と言えますが、鉄道写真においては無限遠に近い距離で撮影することが多く、リングぼけが発生するようなシチュエーションには、意外にも遭遇したことがありません。
絞りが f8 固定 (開放絞りが f8 であり、同時にそれが最小絞りでもある) という点では、さすがに制約が多く、今回は早朝ということもあって、感度1600のフィルムを使用して露出をカバーしている有様です。日中であっても、高速で走る列車の撮影には使いづらい面があるのは想像通りで、当時流行したRVP50 (フジクローム・ベルビア50) のフィルムでは、晴天順光下であっても、シャッター速度は 1/125秒しか切れません。
逆に、どうしても f8 よりも絞りたい (露出を落としたい) 場合は、専用のNDフィルターが付属してはいるのですが、実はそんなものを使わずとも、単純にシャッター速度を上げていけば良いわけです (当然といえば当然ですがね)。鉄道写真においては、シャッター速度が速くて困ることはまずありませんので、付属のNDフィルターなど一度も使わないままでした。
光学式の 500mmレンズを手に入れたのはもっと後年になってからですが、意外とすんなり使えた (と自分では思っている) のは、レフレックスで 500mmの画角というものを経験していたからかもしれません。
ちなみに光学式を買うより前にレフレックスは手放してしまったため、両者を並行して使用したことは残念ながらありません。
■1990-8-20(月) 鶯谷-日暮里 2002列車 (秋田20:11→上野6:08:羽越・上越線経由) EF641032 特急「出羽」
■1990-8-20(月) 鶯谷-日暮里 3002列車 (金沢21:51→上野6:19:長岡経由) EF641031 特急「北陸」
左に写っているのは「津軽」の推回
■1990-8-20(月) 鶯谷-日暮里 回8406列車 EF651027 臨時急行「おが」(上野5:59着)の推回
■1990-8-20(月) 鶯谷-日暮里 1002列車 (青森18:09→上野6:29:奥羽本線経由) EF651023 特急「あけぼの2号」
日暮里'90夏 [2/3]
<< 鶯谷'90夏(1990年8月15日) | |
![]() |
![]() |
お別れスイッチバック号(1990年8月31日) >> |