■エスカレーターのようで、エスカレーターでない?
水天宮前駅には「動く歩道」が設置されています。一般的に「動く歩道」と言えば、埼京線の渋谷駅で見られるような水平移動のみのものを想像しがちですが、ここの「動く歩道」には勾配があります。
一見するとエスカレーターのようですが、“階段”が出ずフラット床のまま勾配を通過しますので、よくあるエスカレーターとはちょっと違います。
でも法規的にはどうなのでしょうか。やはりエスカレーター?
早朝ということもあってか、今日が開業当日という雰囲気はあまり感じられません。電車が到着しては淡々と折り返すのみ、「祝開業」のような垂れ幕や花環も見られません。
よくありがちな、開業してもなお内装工事をしていたり、工事の足場が残っていたり、作業員がウロウロしている、なんてことも皆無です。
実はもう、開業して何ヶ月も経ってるんじゃないの? と疑いたくなるような落ち着き具合でした。
唯一「それらしい」といえば、延伸開業の記念乗車券とメトロカードが発売されるようで、それを待つ列が出来ていましたが、私はスルーです。でも後日、メトロカードはどこかで買ったような気がします。
私が子供の頃に見た何かの本には、半蔵門線は渋谷から蛎殻町 (かきがらちょう) までの計画路線として描かれていました。この蛎殻町というのが、まさに水天宮前駅なのです。
あの時の計画がやっと実現されたか、と思ったのも束の間、今や半蔵門線はその先まで路線が延びてしまいました。
写真の撮影日はすべて 1990-11-28(水)
営団 水天宮前駅 開業 [2/2]
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