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■2016-8-8(月) 14:32 グラニット・ホール(地下音響実験室)に到着
■グラニット・ホール
最後の見学地は、グラニット・ホール(地下音響実験室)です。入口には「花崗岩場音響実験室」とあり、それがおそらく正式名称なのでしょう。
坑道入口から1kmほどの地点にあります。
Sexy Zoneや、TOKIOの山口達也さんも撮影・収録に来られたことがあるそうです。
釜石鉱山Webサイトより
元々は坑内の事務所兼休息場でしたが、90年代にある所で花崗岩の音楽ホールを建設する構想が持ち上がり、その基礎データを得るために釜石鉱山の既存の空間を拡幅し、実験場が作られました。
この花崗岩で覆われた空間は吸音率が低く、残響が長く残るといったデータが得られ、完成後は、コンサートやレコーディングに利用されました。
グラニットホールの少し奥には、鉄鉱石の採掘跡を利用した地下水力発電用のダムがあります。
ここから海抜230メートルにある発電装置まで送水管を設置し、320メートルの落差を利用して発電をしています。発電は24時間行われ通常は200〜250kw/h程度発電しており、発電されたクリーンな電力は、仙人秘水の工場や事務所、坑道内の照明などに利用され、余った電力は電力会社に売電されています。
グラニット・ホールのさらに奧には貯水池があり、落差320mの水力発電を行っているそうです。
200〜250kw/h程度と小規模ながら、完全な地下式の発電所。仙人秘水で発電してるんですよ!! 贅沢だなぁ。
発電装置(タービン)は海抜230メートルにあるということ以外、具体的な場所は積極的に公表されていない感がありますが、たぶん旧・鉱山事務所近くのここの地下です。地形図に発電所の記号が描かれています。
ついでに気になっているのは、釜石線の鬼ヶ沢橋梁の近くにも発電所記号があること。
ここは“鉄”の皆さんが、鉄橋を渡るC58を見上げるようにカメラを構える付近ですが、周囲には特に発電所らしきものは見当たりません。
しかしこの記号の場所に送電線が来ているのと、付近には1992年頃まで現役だった250m坑口もあります(※)ので、ここの地下にも何かある!?
※1995年頃にこの付近を歩いた際には、坑口は柵で封鎖されており、内部はレールが残存している一方で、坑口前はすっかり更地になっていました。
■釜石鉱山 坑道見学会 (10) 2016.8.8 [14:31-14:38] 岩手県釜石市
私が立っている場所はステージです 一週間ほど前には、ここでオカリナの演奏をしてくださった参加者の方がいました 毎回、ここで歌唱や演奏をしてみたい方がいないかを訊いているのですが、あるとき 「今日の参加者の顔ぶれでは、そういう方はいないだろうな」 と思って訊かなかったことがあったんです そうしたら帰りのトロッコに乗る段になって 「私、歌いたかったな」 という方がいらっしゃって、これは申し訳ないことをしたなと それ以来、必ず訊くようにしています ・・・どうですかね、今日は
ハイッ!!っと手を挙げた私・・・ではなく、遠野で牧師をされているという男性。
♪ 雨の音が聞こえる
■釜石鉱山 坑道見学会 (11) 2016.8.8 [14:44] 岩手県釜石市
■2016-8-8(月) 14:46 レールが当たり前のように足もとを這う至福の(?)空間
■2016-8-8(月) 14:47 すべてのミッションを終えて、帰路につきます。2時間ぶりの陽の光・・・のはずが
■釜石鉱山 坑道見学会 (12) 2016.8.8 [14:47-14:53] 岩手県釜石市
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