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駅ホームのある4階から、下へ向かって階段を降りていきます。
皆さんは気にされなくて結構ですが、ここから先は写真の時系列が特に滅茶苦茶です(笑)。
上の写真の扉越しに、階段方向を見下ろしたのが右の写真。
中央右の丸いモノは、見学会用に置かれている扇風機です。扇風機が置かれている場所は3階というよりは、3-4階途中の踊り場に当たります。
この踊り場を右へ回ると2階へ降りる階段、左へ回ると下へ降りる1人幅のエスカレーターがあります。
エスカレーターの下部乗り場は壁で塞がれていますが、私が見た限りでは、やはり2階に通じていたと思われ、1階までは通じていないようです。
エスカレーターを使った場合でも、3-4階途中の踊り場〜4階は階段を使わなくてはいけません。
中途半端な感は拭えませんが、開業当時はエスカレーターはまだ珍しかったそうで、大将軍駅そして高尾アパートは、それなりに最先端を行く造りだったと言えそうです。
■4階から階段を降りていき、3-4階途中の踊り場の左側にエスカレーターがあります
■無造作に(?)板が敷いてあるような位置が3階の床面に相当します。見方を変えれば2階の天井を上から見ている形になりますが、これらは休止・廃止後に作られたものと思います。階段・エスカレーター部の2〜4階は元々は吹き抜け構造だったと、何かに記述があった記憶があります
4階から階段を降りていき、3-4階途中の踊り場を右へ回ると、2階まで真っ直ぐ降りる階段になります。
左の写真は、3-4階途中の踊り場から階段を見下ろしたところです。
警備員が立っている位置が3階の床面の高さに相当します。
3階相当〜3-4階踊り場の間からは、ガラス越しにモノレールの軌道を真横に見ることが出来ます。
左の写真で、左端がやや明るくなっているのは、そのガラスを通して入ってくる外光です。
■階段横のガラス越しに見たモノレール軌道。手前の網目にピントが合ってしまっていますが、目を凝らしてご覧ください。モノレールが通るときは迫力満点だったでしょうね
2階フロアから駅へと続く階段の扉は、閉まっていれば、物置か何かだと思って気にも留めないのでしょうが・・・まぁ建物自体が極めて超絶に独特なスバラシイ外観を持っていますから、勘のいい人や「その筋の人」なら何らかの臭いを感じたかも知れません。
扉の表側に何と書いてあったのか、あるいは何も書かれていなかったかは確認しませんでしたが、こういうのは結構シラ〜ッと「倉庫」などと書いてあるものです。
「物置には気をつけろ、倉庫を見たら疑え」
階段脇には立派な自動ドアのガラス戸があります。ここはビジネスホテルだったそうで、ガラス戸を入ってすぐがフロントだった由。なるほど、奧の壁面にルーム・キーBOXのようなものが見えます。
差し支えないと思いますのでホテル名を明かすと「ビジネスホテル・ニューキャッスル」。2004年に閉店しており、当サイトのSL沿線宿泊情報で紹介していたことは残念ながらありません。
私だったら喜んで泊まりますけれど、廃止になったモノレールの駅と軌道が放置プレイされている建物のホテルというのは、一般的感情としては「どうなの?」って気がしますが・・・どうだったんでしょうね。
写真を撮り損ねてしまいましたが、1階へ降りる階段の左側にデッドスペースがあり、そこの壁の部分がエスカレーターの下部乗り場だったと思われます。(動画では映っていますのでご覧ください)
階段とエスカレーターを塞ぐ壁(階段のみ扉あり)は、駅の休止・廃止後に造られたはずで、現役時代は4階まで吹き抜けの、たいそう開放的な空間が広がっていたものと思います。
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