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マレーシア輸出DL
1987年8月5日

マレーシア向け輸出DLの甲種輸送。そして常磐緩行を走るクモヤ193のヒ・ミ・ツ

DE101510 マレーシア向け輸出DL 新川崎マレーシア向け輸出DL 24110 新川崎
■1987-8-5(水) 新川崎 9282列車 (北府中11:01→新鶴見信12:04-13:28→塩浜操14:40) 甲50-2 DE101510 マレーシア向け輸出DL 24110

1987年8月5日(水)、マレーシア向け輸出DLの甲種輸送です。

鉄道ダイヤ情報1987年11月号の「甲種鉄道車両輸送計画表」によると、日を置いて6回(両)ほどあったようです。記事には

・ブレーキ方式が違うため機関車自体にブレーキを利かせることができず、後ろに控車としてトキを4両連結

・機関車の台車はチキに積載 (つまり機関車は仮台車らしい)

とありました (ついでにこのページ1枚目の写真がそこに載っていたりするw)。

運転報では、トキを連結している理由までは判りませんでしたので、数か月後の鉄道ダイヤ情報を読んで「あぁ、なるほど」と思った次第です。

ひとつ気になるのは、鶴見で進行方向が変わること。尻手短絡線経由なら面倒がないはずなんですがね。

まぁダイヤの都合もあるでしょうし、今度はチキがブレーキ要員になるからいいのかな?

参考までに尻手短絡線経由の列車は1本手前の線路を走るので、写真の列車は鶴見経由で間違いないです。

クモヤ193 新松戸
■1987-8-5(水) 新松戸 試9001K クモヤ193

クモヤ193 松戸
■1987-8-5(水) 松戸 試9002K クモヤ193

クモヤ193 亀有
■1987-8-5(水) 亀有 試9003K クモヤ193

帰りがけに、常磐緩行線を走るクモヤ193を撮。

松戸→取手→綾瀬→松戸 と走行しますが、ネックとなるのが綾瀬での折り返し。とにかく中線 (C線) に入らないと折り返しできない配線です。

しかし日中は定期列車が地下鉄側6分間隔、JR側12分間隔となっていて、要は半数が綾瀬で折り返しとなり、中線を常に占有しています (折り返し待ち9分、空き3分の繰り返し)。つまりクモヤが入り込む隙がない。

ところが16時頃に一瞬だけこのサイクルが崩れる箇所があって、中線が10分ほど空くんですね。そこを狙ってクモヤが入ってきます。

常磐緩行のクモヤ193で起きた "事件" はこちら

鉄道ダイヤ情報 1988年12月号「DJレイルカレンダー」
鉄道ダイヤ情報1988年12月号「DJレイルカレンダー」より

夕方以降は綾瀬折り返しの列車が減るので、中線は空きがちになりますが、しかし今度は定期列車の運転間隔がJR側も5分4分と詰まってくるので、クモヤのスジ自体をぶち込む余地がなくなります。

スジ屋さんの苦労が偲ばれる・・・というか、常磐緩行・営団千代田線が開業してからずっと、クモヤ・マヤ検はこの時刻に走っているんだろうなと。

この時だったかは忘れましたが、松戸駅ホームでクモヤ193を目の当たりにした小1くらいの男の子。

若い母親が「これは新聞とかを運ぶ電車なんだよ」と教えていました。

(ちょっと違うけどな) とは思いましたが、なんだか微笑ましい光景でしたね。

男の子、生粋の "鉄" に育ったかなぁ・・・

2022.7.14 (終)

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