C57の愛称「貴婦人」についての私感ですが、C57全般を貴婦人と称していることに異論はありません。C57全般の均整の取れたフォルムに誰と無くつけられた愛称が「貴婦人」だと思うのです。鉄道省時代に国産化された現C型機関車の原点である86型機関車・現D型機関車の原点である96型機関車から、それぞれ当時に必要とされた機関車を当時最高の技術で改良開発されて、C型・D型機関車が製造されてきて、結果的にD51が最多量産機関車になったのだと思うのです。夫々の機関車には夫々の魅力があり、現在大宮鉄道博物館で展示されている国鉄最後の旅客列車牽引を担ったC57135の姉妹機であるC571・C57180が現存する営業運転可能機関車として、多くの鉄道ファンを魅了し続けているのだと思うのです。国鉄時代最後のSL機関車としての幕引き役を担ったのがD51ではなく、96型というのも皮肉なことだと思うのですが、とにもかくにも多くのSLファンの皆さんは黒煙を吐いて驀進する蒸気機関車の魅力に取り付かれて、手間隙を掛けて撮影に赴いているのだと思うのです。毎年恒例として春・夏・秋の只見線でのC11運転時には、全国から多くのSLファンの皆さんが集るのは、時代の変遷を感じさせない只見川沿いの風景を国鉄時代のままの旧型客車を牽引して走る昔のままの光景を堪能するために集ってくるのだと思うのです。特に感じることは、撮影者の大半の方が団塊世代以上の方でノスタルジーを求めているように思えるのです。最も人間的なアナログ機械の代表というべきSLが一台でも多く復活される事は、大変な喜びを感じるのです。昨年12月に発生したD51498の致命的なトラブルのことを耳にした時には、残念至極であり奇跡的な再復活を願って止みませんでした。また同時に、全国で現在活躍中の復活蒸気機関車達にも何時同様のトラブルが発生しても不思議で無いと痛感して、できうる限り現在活躍中の復活蒸気を撮影して置きたいと思っている次第です。SLが好きだからこそ、愛称などは問題では無いとと思うのです。現実に目の前をSLが走り行く光景が見たいだけなのです。そうして目の前を走りぬける瞬間のSLの鼓動を体感したいだけなのです。そのためには撮影適所で数時間待機することも厭わないのです!
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