昨日、只見線の横田〜大塩間の第七橋梁でSLを待っていた時のことでした。高崎から来た大学生になんと4センチほどの巨大な「オオスズメバチ」が臨戦態勢よろしくブンブンという羽音をたてながらまとわりつきました。彼の着ていた黒いシャツと手に持っていた菓子パン(チーズ、ベーコン)に強く反応反応しており、彼の頭部にとまろうとしている様子でした。口からパチ、パチという警戒音は発せられておりませんでしたので、黒いシャツとチーズとベーコンの匂いに誘引されている様子でした。が、しかしハチを追い払おうとパニックになったり手で振り払おうとすれば、たちまち攻撃にかわり一撃をくらうこと必至です。 私はとにかく彼を助けようと静かな声で菓子パンを地面に置くよう指示しました。それから先ほど述べたように何があっても絶対にハチを振り払おうとしないよう重ねて言いました。たとえ体にとまってもです。風が少しでていたのでもう少し辛抱すればあきらめて飛び去ってしまうのではないかと思ったからです。幸いにも「オオスズメバチ」はゆっくりと向きを変えて飛び去りました。私はかつてSL写真に興じる前に日本全国を旅し昆虫の写真を撮影しておりました。その間何回危険な目にあったかわかりません。沖縄では地面近くにあったハチの巣を踏み潰し全身ハチの巣にさされ動けなくなり、山深い場所であったので誰も助けも呼べませんでした。そのまま一晩ジャングルの中で恐ろしい夜を迎えるしかありませんでした。
秋にはスズメバチの働きバチも一つの巣で最高500頭にも増殖し遭遇する確立も高くなりますこのオオスズメバチは世界でも最大級でその毒も強烈です。たとえ1頭(匹)に刺されただけでも死亡する危険があります。よくスズメバチにさされたけど大丈夫でしたよという話を聞きますが、たいていはもっと小型の「キイロスズメバチ」や「コガタスズメバチ」の場合が多いようです。(これとて危険です)
長くなりすみません。SLを撮影するみなさんに若輩ではありますが助言いたします。
(1)撮影時には黒い衣類は絶対避けたほうがよいと思います。前述の件では周囲に6人ほど人がおりましたが黒以外の人には反応しませんでした。(青もだめです。今年死亡された女性の方もシャツは白でしたがズボンは青でした)
(2)髪の毛が黒い人は白い帽子やタオルで隠すほうがよいと思います。 (前述の彼は茶髪でした)
(3)整髪料や香水(女性)はつけない。空き缶を捨てない(環境美化という観点だけでなくハチはジュースなどの甘い匂いに誘引されます。
(4)口からパチパチという警戒音が発せられた場合には、何らかの形でハチが怒っている証拠です(近くに巣があるとか、人間や他の動物が巣に危害を加えたとか)そうでなく前述のようにたまたま出っくわした場合はとにかくハチを刺激しないことです。最悪あなたに興味を示し体にとまっても動かない(目をつむる)ことです。以前スズメバチが私の頭にとまり、そのまま眼鏡の奥にまわりこみ刺さずに飛び去った経験があります。
SL撮影でオオスズメバチの巣の近くに近づくことはあまりないかもしれませんが、彼らが近づいてくる前述のケースはあるかもしれません。
長くなり申し訳ありませんが。これからの撮影ご注意ください。