本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
SL掲示板
デゴイチよく走る! > SL掲示板 > 408 > 書込フォーム

16ページ中 14ページ目 (合計16件)
[] 1 ... []

408. 保存と企画(長文)
[ロッキー] 2000-01-27(木)16:08

はじめましてロッキーと言います。汽車と旧型客車
のファンです。仕事の関係で現在アメリカに滞在して
います。蒸気の動態保存の難しさや集客の難しさが
色々出てましたので、ここで海外の例をご紹介します。
保存に携わる関係者も、ここを覗かれていると思いまして、
何かの参考になればと思います。
 私の滞在する近くにも保存鉄道があります。アメリカは
ご存知の通り、完全な車社会で鉄道は貨物輸送のほかは、
東海岸等一部を除くと旅客は観光や飛行機嫌いの人専用
と言った感じがあります。しかし、歴史が浅い分、古い物
を保存しようとする熱は高く、日本では余り知られて
いませんが実に多くの保存鉄道が存在しています。多くは、
ボランティア、村や町お越しのために公共機関が運営
しています。しかし一般的に保存鉄道の立地条件は、
日本よりさらに悪く、”乗る”目的の人を集めないと
人が来ない状況でもあります。グランドキャニオン鉄道
等の様に有名観光地を有した保存鉄道でも、観光地への
アクセスは車が殆どですので、条件は決して良く
ありません。そこでアメリカの保存鉄道や保存列車
では、頻繁に企画やイベントを行っています。

 集客力が落ちる時期などに保存鉄道が企画する
イベントとして以下の様なものがあります。
  ・ディナートレイン
   蒸気のドラフトを聞き、車窓を楽しみながら
   のディナー。食堂車を使う例が多いですね。
  ・カントリーソングトレイン
   地元のボランティアによるカントリーソングを
   聞きながら走ります。
  ・サンセットトレイン
   夕闇迫る中を生演奏のムード音楽を聞きながら
   走ります。
  ・バーベキュートレイン
   目的地にバーベキューの用意がしてあり、週末
   のブランチを乗客皆で楽しみます。
  ・特別運転&本線走行
   他州より借り入れた蒸気や客車で特別運行
   アメリカでは、博物館や保存鉄道間での
   交流が盛んで特別運行が良く行われています。
   ワシントン近郊のボルチモア鉄道博物館の
   機関車がシカゴへ貸し出されて運行された
   こともあるそうです。ボルチモアの博物館では
   貴重な客車から機関車までの補修、修繕を
   行っています。
  ・列車強盗&ウェスタンスタント
   アメリカの保存鉄道ならではの企画ですが、
   グランドキャニオン鉄道が有名ですね。
   これは年間通して行われています。
・推理トレイン
   昔どっかの企画であったと思いますが
   アメリカでも同じ企画がありました。
   列車内で事件が起こり、到着するまでに
   犯人を推理するというものです。

アメリカの保存鉄道のあり方で、偉いと思うのは、
地域密着型であること、そして蒸気を保存すると
言うよりも、”古き良き時代の列車や旅、分化”
を保存すると言う形をとっていることですね。
乗りに来る人もその当時に帰ると言う意味でこの
アトラクションを楽しんでいる様です。
”その時代”にタイムスリップすると言うのが
刺激的なんだと思います。ですから、
リピーターが必ず存在していますし、地元の人まで
が乗りに来ています。勿論必ず歴史資料の展示、
パンフ解説やガイドがあります。

近くの保存鉄道であるHever Rail Roadの機関車は、
ユニオンパシフィックのボールドウィン社製テンダー機、
その他ディーゼルを保有しています。客車は全て古き
良き大陸横断列車時代の旧型客車です。余談ですが、
アメリカの保存鉄道の多くは、客車も含めて保存してい
ます。前に述べたように、昔の汽車旅そのものを保存
することを目的にしてるからでしょう。特にアメリカ
の旧型客車は戦前に日本がデザインを参考にしただけ
あり、日本のそれとそっくりで親しみがあります。
日本のオハ31やスハ32タイプから展望者、食堂車
、3軸ボギー客車もあります。

一過性のイベントで終わりにしない様にするには、
やはりリピーターや地元の支持が欠かせないんですね。
これらのイベントや方針を、そのまま日本で出来ると
は思いませんが、少しずつ出来るところから
やってはどうかと思います。

     ロッキー


16ページ中 14ページ目 (合計16件)
[] 1 ... []

正順

デゴイチよく走る! > SL掲示板 > 408 > 書込フォーム

広告ポリシー