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緑の草子
「全く乗れないほどではない」
(2022/04/16)
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「全く乗れないほどではない」

“満員電車”の話で、常々気になっていることがあります。
鉄道会社からも利用者からも、この指摘がほとんど聞かれないのが不思議。

JRをはじめ鉄道会社の経営が苦しいのは分りますので、あまり声高に言うつもりはありませんが、勢いで書いてみましょう。

ダイヤ改正で「満員電車」に JR日光線、乗客不満の声 JR「全く乗れないほどではない」

通勤時間帯のJR日光線鹿沼駅などで、宇都宮行き上り電車の一部が「満員電車」となるほど混雑し、乗客から不満の声が上がっている。

3月のダイヤ改正で、車両編成や運行本数が減った影響とみられる。

乗客は「何とか対応してほしい」などと訴え、会員制交流サイト(SNS)でも投稿が相次いでいる。

一方、JR東日本側は「全く乗れないほど混んではいない」と認識を説明。同駅などに社員を派遣しスムーズな乗車を促す対応を取っている。

(以下略) 最終更新:4/16(土) 7:01 下野新聞SOON

上の記事で「全く乗れないほどではない」というJRの言い分、これには究極的に抜け落ちている視点があって、それは

客を立たせて乗せることに、なんの疑問も罪悪感も持っていないということです。

日光といえば、いろは坂を路線バスが客を立たせて走っていますから、それに比べれば鉄道(列車)の立ち乗りなんて安全で可愛いものでしょうが、 本来は立ち客が慢性的に発生している時点で、何らかの対策を講じるべき事案と思います。

対策と言っても何ら難しいものではなく、誰でも簡単に思いつく列車本数、編成両数を増やす、着席定員の多いクロスシート車を導入するで充分。

首都圏は列車本数や編成両数をほぼ極限にまで増やした上で、それでもなお輸送力が追いつかないことを客側も理解し我慢しているのであって、 やることもやらずに客を立たせているローカル線は何様なのかと思います。

もちろん現実的には、通勤時間帯の日光線で「全員着席」を目指したら、経営的に非常にマズイ状態になるのは目に見えています。

すると当然、運賃の大幅値上げにつながるでしょう。

客を立たせて、しかもすし詰め状態にして輸送しないと経営が成り立たない鉄道事業は、もしかしたらビジネスモデルとしてはとっくに崩壊しているのかも知れません。



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